こんにちは。
ハーブ動物病院です。
今回はハムスターの皮膚腫瘍について紹介します。
ハムスターの腫瘍はゴールデンハムスターよりジャンガリアンの発生率のほうが高いという報告があり、その種類は良性腫瘍から扁平上皮癌等の悪性腫瘍まで様々で皮膚に好発すると言われています。
症例:ジャンガリアンハムスター、2歳、オス
主訴:腹部のしこりが大きくなっている
大きさは40mm×40mmとかなり大きく、歩行時に擦れて自壊している部分あり
エコー検査:筋層との境が明瞭
治療:飼い主様と相談し、摘出手術を行った
大きく発達した腫瘍血管をしっかり結紮して皮下腫瘍を摘出
術後も問題なく、次の日に退院となりました。
治癒過程で自咬等に気をつけながら経過をみていきます。
症例によって手術が必要な場合と内科治療を行う場合があります。
外科摘出の場合は小さい腫瘍のほうが出血等のリスクを抑えられます。
腫瘤に気が付いたらお早めにご相談下さい。
以上です。